SFCとは?ANAステイタス制度と取得条件をやさしく整理

ステータス修行

はじめに|空港で「別ルートの人」を見たことはありませんか?

空港で、こんな光景を見たことはないでしょうか。

  • 入口に重厚感があって、どこか「特別感」のある扉
  • 手荷物検査や保安検査の列に並んでいる横で、別のルートに案内されていく人
  • 搭乗が始まったあと、自分たちより先に優先的に案内されている人

「同じ飛行機に乗るのに、なぜあの人たちは違う扱いなんだろう?」

そう思ったことがある人もいると思います。

実はこれらの多くは、偶然でも特別待遇でもなく、航空会社の“ステイタス制度(上級会員制度)”によって利用できるサービスです。 

そして条件を満たすことで、あなたも同じように

  • 航空会社ラウンジを利用する
  • 優先的なレーンを使う
  • 優先搭乗で先に機内へ入る

といった体験ができるようになります。

この記事では、ANAの制度をベースに、

  • ANAのステイタス制度とは何か
  • ステイタスはどのように獲得できるのか
  • 獲得すると何ができるようになるのか
  • SFC(スーパーフライヤーズカード)は何なのか

を、事実ベースで整理していきます。

※当記事は 2026年1月19日時点 の情報をもとに作成しています。
制度・条件・特典内容は変更される可能性があるため、最新情報はANA公式サイトをご確認ください。 

ANAのステイタスとは(まず前提)

ANAのステイタスとは(まず前提)

ANAマイレージクラブには、搭乗実績などに応じて翌年度のステイタスが決まり、翌年度4月から1年間、プレミアムメンバーサービスを利用できる仕組みがあります。 

ANAのプレミアムステイタスは主に3つ(ブロンズ/プラチナ/ダイヤモンド)

ANA公式で案内されているプレミアムステイタスは、主に以下の3段階です。 

  • ブロンズサービス
  • プラチナサービス
  • ダイヤモンドサービス

「上級会員」という言葉は、これらのステイタスを指して使われることが多いです。 

※後ほど説明する SFC(スーパーフライヤーズカード) は、ここでいう“ステイタス名”そのものではなく、一定条件を満たした人が申し込めるカードという位置づけになります。 

ステイタス獲得条件は大きく2つ(PPのみ/PP+ライフソリューション)

ANA公式では、プレミアムステイタスを獲得する方法が大きく 2種類あると整理されています。 

  1. 飛行機利用のみでステイタスを獲得する方法(プレミアムポイント中心)
  2. 飛行機利用と日常のお買い物などを併用してステイタスを獲得する方法(ライフソリューション)

どちらの条件を満たしてもプレミアムステイタス獲得につながります。

また、両方の方法で条件を満たしている場合は、それぞれで獲得したステイタスを比較し、より上のランクのステイタスが付与されます。 
例:飛行機利用のみでブロンズ、飛行機+ライフソリューションでプラチナを満たした場合は、プラチナが付与される、という考え方です。

以降は、この2つをそれぞれ分けて整理します。

プレミアムポイント(PP)とは(マイルとの違い)

ステイタス獲得条件を理解するうえで重要なのが プレミアムポイント(PP) です。

PPは「上級会員の認定」のためのポイント

プレミアムポイントは、プレミアムメンバー認定を目的として、毎年1月〜12月の1年間に積算されるポイントです。 

同じく貯まる「マイル」とは目的が異なります。

  • マイル:特典航空券などに使う(一般的な“使えるポイント”)
  • PP:上級会員(プレミアムメンバー)認定のために使われる

PPは搭乗ごとに算出される(計算要素のイメージ)

ANA公式ではPPについて、区間基本マイレージ・予約クラス/運賃種別の積算率・路線倍率・搭乗ポイント等で計算され、フライトの距離や運賃、予約クラスによって変動する旨が示されています。 

※本記事では制度の全体像の整理を目的とし、計算の詳細は別記事で扱います。

【方法1】飛行機利用のみ(PP中心)でステイタスを獲得する

ここでは PPのみ を使ってプレミアムステイタスを獲得する条件を整理します。 

年間PPの目安(ブロンズ/プラチナ/ダイヤモンド)

ANA公式ページ上の表示は以下の通りです(詳細は公式をご確認ください)。

ステイタス年間プレミアムポイント(PP)うちANAグループ運航便ご利用分
ブロンズ30,00015,000
プラチナ50,00025,000
ダイヤモンド100,00050,000

またANA公式では、「ANAゴールドカード/ANAカード プレミアム保有者」向けの補足(ANAグループ運航便分の条件に関する扱い)も記載があります。

出典:ANAステイタス獲得条件

【方法2】飛行機利用+ライフソリューション(PP+日常利用)でステイタスを獲得する

ANA公式では、飛行機の利用に加えて日常利用を組み合わせる ライフソリューションサービス を使った獲得方法も案内されています。 

ライフソリューションサービスとは

ANA公式では、ライフソリューションサービスを「航空利用以外の様々なサービス」として紹介しています(例:ANA Mall、ANAでんき、ANAトラベラーズ等)。 

条件は「3つ」すべてを満たす必要がある

この方法では、以下 条件1〜3すべてを達成する必要があります。 

  • 条件1:プレミアムポイント(PP) ※「ANAグループ運航便ご利用分のみ集計対象」と整理されています 
  • 条件2:ライフソリューションサービス利用数
  • 条件3:ANAカード・ANA Pay決済額の総額

ステイタスごとの達成条件(公式の整理)

ANA公式が示す条件(ブロンズ/プラチナ/ダイヤモンド等)は以下の通りです。

付与されるステイタス条件1:PP(ANAグループ運航便分)条件2:利用数条件3:決済額
ブロンズ15,0004サービス以上300万円
プラチナ30,0007サービス以上400万円
ダイヤモンド50,0007サービス以上500万円
(参考)ダイヤモンド+More150,0007サービス以上600万円
(参考)ダイヤ(別条件)80,0007サービス以上400万円
出典:ANAステイタス獲得条件

SFC(スーパーフライヤーズカード)とは

ここまでが、ANAのプレミアムステイタス(ブロンズ/プラチナ/ダイヤモンド)を獲得する方法の整理でした。

続いて、SFC(スーパーフライヤーズカード)について説明します。

SFCは「ステイタス」ではなく、特別に申し込めるカード

SFCは、ANA公式では「プラチナステイタス」または「ダイヤモンドステイタス」保持メンバーが特別に申し込めるクレジットカードとして案内されています。

(※時期や条件によっては「到達予定」の段階で案内が出るケースもありますが、詳細は公式案内をご確認ください。)

SFCに入会すると、スーパーフライヤーズ会員である間は、上級会員向けのサービスを利用できるとされています。

一般的には、SFCを保有していることで利用できるサービス内容は、プラチナ相当の範囲に近いと理解されることが多いですが、サービス内容・条件は変更される可能性があるため、最終的には公式のサービス一覧を参照するのが確実です。

また、SFCはクレジットカードであるため、年会費を支払って保有し続けることで、上級会員向けのサービスを継続的に利用できる仕組みとして位置づけられています。

ただし、制度や提供条件は将来的に変更される可能性があるため、最新情報はANA公式サイトをご確認ください。

なお、私が把握するのに時間がかかりましたが、プラチナステイタスであっても、ダイヤモンドステイタスであっても、SFCを取得して得られるサービスも立ち位置も全く一緒になります。

ステイタス/SFCで受けられる代表的なサービス(例)

冒頭で触れた「空港で見かける別ルート」は、プレミアムメンバーサービスの代表例と関係しています。

ここでは制度として案内されている代表的なサービスを整理します。

航空会社ラウンジの利用(ANAラウンジ等)

航空会社ラウンジを利用できることは、上級会員サービスの代表的な項目のひとつです。 

ここでいうラウンジは、クレジットカードの特典で利用できる「カードラウンジ」とは別物です。

  • カードラウンジ:クレジットカード会社などが共同で運営し、対象カードを持っていれば利用できることが多い
  • 航空会社ラウンジ:航空会社が用意しており、一定の条件(上級会員資格や対象運賃など)を満たした人が利用できる

一般的には、カードラウンジよりも航空会社ラウンジのほうが、

サービス面(落ち着いた空間、飲食、設備など)が充実しているケースが多いと言われています。

ANA SUITE Lounge 出典:https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/lounge/domestic/hnd-suite/

※ラウンジの利用条件や内容は空港・路線・会員種別などによって異なるため、最新情報はANA公式をご確認ください。

優先レーン(専用保安検査場/優先レーン)

プレミアムメンバーサービスでは、空港によって 専用の保安検査場(優先的に通過できるレーン) が用意されている場合があります。 

ここでの「優先レーン」は、主に以下のような意味合いです。

  • 通常の保安検査場とは別に、プレミアムメンバー向けの導線が設けられている
  • 混雑時でも比較的スムーズに通過できる可能性がある
  • 空港・路線・運航会社・利用条件によって、提供状況や案内方法が異なる

また国際線の場合、空港によっては「Fast Track(優先レーン)」として案内されることもあり、対象条件は搭乗クラスやプレミアムメンバーの種別、空港ごとの運用により異なります。 

プレミアムチェックイン および優先保安検査場入口

※最も確実なのは、利用する空港の案内(空港ガイド等)で「対象者・対象条件」を確認することです。 


優先搭乗(先に機内へ案内されるサービス)

優先搭乗は、搭乗開始時に一般のお客様より先に機内へ案内されるサービスです。 

優先搭乗があることで、例えば以下のようなメリットが生まれます。

  • 早めに着席でき、出発前の準備(荷物整理など)に余裕ができる
  • 機内が混み合う前に座れるため、移動のストレスが軽くなる
  • 手荷物を座席上の収納棚に入れる場合も、比較的落ち着いて行いやすい

特に家族旅行などで荷物が多いときは、「搭乗の時間帯がバタつきやすい」というケースもあるため、優先搭乗が役立つ場面があります。

※優先搭乗の対象となるステイタスや条件は、ANA公式のサービス一覧で整理されています(例:ブロンズは対象外、プラチナ/ダイヤ/SFCは対象など)。 


手荷物関連の優先(例:優先受け取り)

手荷物関連の代表的な優遇として、手荷物受け取りの優先(優先受け取り)があります。 

これは、お預け手荷物に 優先タグ(PRIORITYなど) が付与され、到着後の手荷物受取所で優先的に出てくる仕組みです。 

すべてがこの通りではないですが、ファーストクラスの顧客→ビジネスクラス/各種ステイタス保持者/SFCホルダー→一般顧客の順番で荷物が出てきます。

優先受け取りがあると、

  • 到着後の待ち時間が短くなりやすい
  • 乗り継ぎや次の移動がある場合に、行動がスムーズになりやすい

といったメリットにつながります。

またANA公式では、ステイタスに応じた「対象のお客様」が明示されており、例えば「プラチナ」「ダイヤ」「スーパーフライヤーズ会員」などが対象として案内されています。 

※空港側の取り扱いや混雑状況により、必ず最初に出てくることを保証するものではありません。ただし制度として「優先的に取り扱う」旨が案内されています。 

まとめ(制度の要点だけ)

最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • ANAのプレミアムステイタスは、搭乗実績等に応じて翌年度のステイタスが決まり、翌年度4月から1年間サービスを利用できる仕組み。 
  • プレミアムステイタスは主に ブロンズ/プラチナ/ダイヤモンド の3段階。 
  • ステイタス獲得には大きく PP中心PP+ライフソリューション の2つの方法がある。 
  • SFC(スーパーフライヤーズカード)は、プラチナ/ダイヤモンド会員が特別に申し込めるカードとして案内されている。 
  • ステイタス/SFCにより、航空会社ラウンジや優先サービスなどの代表的なサービスを利用できる。

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